お盆のしきたりは宗派や地域によって異なります。
ここに紹介したのは、あくまでも一般的なものです。
春秋のお彼岸とともに、お盆は一年を通じての大切な仏教の行事です。
お盆とは、正しくは盂蘭盆(うらぼん)といい、インドの古代語、ウラバンナに由来し、故人が死後に逆さに吊されるような苦しみを受けているのを救うために、祭儀を設けて三宝(仏・法・僧)に供養することから始まりました。
故人となって初めてのお盆を「初盆(新盆)」と呼んでいます。
初七日から百ヶ日と、故人は霊界で努力精進を続けながら毎日過ごしているのです。
この故人が心から待ち望んでいる休息日が「初盆(新盆)」です。
七月十三日(八月十三日)に、門前でオガラ(松の木)を焚き、馬(きゅうり)を使いにたてて、迎え火をして迎えられた故人の霊は、十五日、牛(なす)に揺られて送られるまで、ゆっくりとくつろぐ、いわば二泊三日の里帰りをするといってよいでしょう。
菩提寺に初盆の家を初めとして檀家が集まり、お寺全体で供養を行おうというものです。この際に米袋を持参する所もあります。
内施餓鬼とは、分かり易く説明しますと、お盆にお寺様が自宅に来られ、お経をおげるという行事の事です。七月盆・八月盆 共に十三日、十四日位に行われます。(お盆前に行う場合もあります。地域・お寺により変ります。)
自宅にお寺様を招き、霊を慰めようというものです。
この時に、親戚も一同に集めて頂きますので、事前にお寺様と日時の打ち合わせをし、早目に親戚にお知らせする必要があります。お知らせの方法ははがきの案内状を出されるか、電話で伝えるかになります。近年では電話でのお知らせが多くなってきました。
この日はご葬儀と同じ様に、親戚方にお食事を振る舞い、お帰りの際には引出物をお渡しします。
お食事は 1.自宅で会食するか、2.外食するか、3.持ち帰りでお配りして終了。のいずれかになります。
特に十三日・十四日に外食する場合は、自宅にお留守番して頂く方が必要になります。
(いつ誰が自宅に来られるかわかりませんので)
故人の霊が家へ帰ってくる時、家までの道を少しでも明るく照らしてあげたいというのが、肉親としての心情です。これが迎え火、迎え提灯です。玄関口で松明(たいまつ)を焚き、故人の霊を迎えます。
町内の方をはじめ、知人・友人などの縁者が、お参りに見えます。(盆ぎり)
お礼として盆供返し、お茶缶を用意します。
十五日もしくは十六日に迎え火と同様、夜に門前で松明(たいまつ)を焚きます。送り火で霊界までの道を照らし故人の霊を送り出します。
積み団子(らくがん)、山海物を盛って下さい。
| 野菜 | トマト、なす、きゅうり等 |
|---|---|
| 果物 | メロン、りんご、オレンジ等 |
| 乾物 | 素麺、こぶ、寒天、わかめ等 |
| 他 | 水菓子、和菓子等 |
※地域によって異なります。
【13日】
| 親腕 | 白飯 |
|---|---|
| 汁椀 | みそ汁(豆腐と青味) |
| 高皿 | ササゲいんげん(胡麻和え) |
| ツボ椀 | 煮豆 |
| 平椀 | なす、がんもどき、椎茸 |
【14日】
| 親腕 | 五目飯 |
|---|---|
| 汁椀 | すまし(おふと青味) |
| 高皿 | ワカメと胡瓜の二杯酢 |
| ツボ椀 | 福神漬 |
| 平椀 | かぼちゃ、人参、あげ |
【15日】
| 親腕 | 白飯 |
|---|---|
| 汁椀 | みそ汁(豆腐とあげ) |
| 高皿 | なす、ひりうず |
| ツボ椀 | 人参とこんにゃくの白和え |
| 平椀 | きゅうりの胡麻和え |
※地方によって異なります。一例として参考にして下さい。
きゅうりで馬、なすで牛を作ります。
| 目 | 小豆 |
|---|---|
| 耳 | 南天の葉 |
| 角 | インゲン |
| 足 | はし木 |
| 尾 | ねこじゃらし |
